スポンサードリンク
芸術・アート
箱庭療法士の仕事内容
箱庭療法士は、箱庭療法を通じて幼児から老人まで男女を問わず、その心の病気を治療するエキスパートです。
箱庭療法とはクライアントに箱庭を作らせることによって心の病気の治療を行なう精神療法をいいます。この療法では、クライアントは砂が入った木の箱のなかに人形や動物、あるいは植物、建物,石といったフィギュアなど自分の好きなものを自由に置いていきます。箱庭を作ることで隠されていた本当の心を表現し、本来の自分を発見し、自己に確信を持って精神的に成長することが可能となるのです。箱庭療法は病院や児童相談所などでは多く利用され、最近では、学校現場に取り人れようという働きも出ています。
心のなかの言葉にならないさまざまなものが、つくられた箱庭に反映されます。特に言葉が未発達で、自分の思いを言葉によってうまく表現できない子どもには、その真の心を理解する手段として箱庭療法が適しているといえます。箱庭をつくるだけで心のなかが晴れてくるということもあれば、つくった箱庭をカウンセラーと鑑賞することで、自然治癒力が導き出され、心のエネルギーを取り戻していくこともあるのです。
箱庭療法は心の悩みを抱えている人はもちろん、なんとなく行き詰まった感じがある、自分自身がわからなくなってきた、そんなぼんやりとした想いをもっている人にも最適な療法です。
箱庭療法士になるには
箱庭療法士になるには、専門の養成機関の講座で学習することになります。箱庭療法を実際に体験して納得し、そののちに療法士として学ぶことが出来る機関もあります。カウンセリングの知識や技術が高いと、日本箱庭療法学会等の各学会への推薦文を発行してくれる養成講座もあります。
箱庭療法士には、クライアントが箱庭をつくっている間、介入したり批判したりせず、静かに見守り、また箱庭を作っているうちに箱の外にまで人形を置き始めたり、取り乱したりし始めた場合に正しく対処する事なども求められます。箱庭が出来上がった後には、写真を撮り、クライアントと気楽に話をしながら箱庭を分析し、クライアントの心を理解していく、などの心理学的要素ももちろん必要です。
他の心理療法士と同様に、各都道府県の保健カウンセラー、カウンセリング講座での講師、スクールカウンセラー、児童福祉施設や各市町村の相談員、などの活躍の場があります。また、各大学において、箱庭療法の体験学習なども行なわれており、今後の活躍が期待される分野です。