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身体療法
整体師の仕事内容
整体(整体療術、整体施術)とは、主に手技により筋肉、血液の循環、関節の状態を改善させるさまざまな療法の総称です。整体は、歴史的に東洋医学をベースにして多くの技法が混合してできたものです。アメリカ発祥のカイロプラクティックが西洋を中心に発展してきたのに対して、西洋医学では解明できない部分を補完する独自の療法として、東洋を中心に発展してきたものが整体です。
整体の適応範囲は非常に広く、肩こり、腰痛、冷え症、神経痛、頭痛、めまい、高血圧、ぜんそく、胃痛、便秘、下痢、婦人科疾患、自律神経失調症、疲労回復、ストレス解消、原因不明の疾患などです。悪性腫瘍や内的疾患が進行してしまったケース以外はほとんどに効果があるとされています。
ひと昔前は、バキボキと骨を鳴らす整体が主流でしたが、最近はソフトに筋肉にアプローチする方法が好まれています。整体の即効性は低いものの、確実でかつストレスの解消にもなるので人気が高まっています。
現在、一般にいわれている整体師とは「電気・指圧・温熱・刺激・手技療法による医業類似行為をする職業で、鍼灸師、あんまマッサージ師、柔道整復師以外のもの」を指します。それぞれの養成スクールにより、その名称もさまざまで、整体師という呼び方をはじめ、整体療術師、整体施術師、中国整体師、美容整体師、整体気功師、快整体師、錬手整体師、姿勢保健均衡師、バランス整体師など多くの呼称があります。
整体師になるには
整体を受けに来る患者さんは肉体的な回復だけでなく、ストレス解消や心の開放も望んでいます。そのため、整体師には技術面だけではなく、安心感や安らぎを与えられるような人柄も求められています。患者さんとのコミュニケーションのとり方などの接客センスも身につける必要があるのです。
整体師になる一般的な方法としては、養成スクールで理論とテクニックを学び、そこの認定を受けます。整体とひと口にいっても、一本に体系化されているわけではなく、カイロプラクティックに近いもの、気功を取り入れたものなど流派によりさまざまです。こうしたなかから、自分に向いた技術を見つけ出すことがスクール選びにおいての重要なポイントです。
就職先は、整体院などの治療院のほかに、近年ではクイックマッサージのサロンやホテル、健康増進施設、エステサロンなど”癒し”に重点を置いたさまざまな業種へと広がっています。
整体師は国家資格ではありません。国家資格という型にはめられないということは、法律上の制限に縛られることなく、常識の範囲内(人の身体に害をおよぼす医療行為でない限り)で自発的な研究や技術向上が自由だといえます。就職するにしろ、開業するにしろ、整体師には大変柔軟性のある活躍が期待できます。整体を利用する人の7割以上を女性が占めるといわれており、今後ますます女性をターゲットにした業界へ活躍の場が拡大していくと予想されています。